研究課題/領域番号 |
18K19082
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分33:有機化学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
永島 英夫 九州大学, グリーンテクノロジー研究教育センター, 特任教授 (50159076)
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研究分担者 |
田原 淳士 九州大学, 先導物質化学研究所, 助教 (50713145)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 非古典的結合活性化 / 遷移金属―典型金属結合 / ジシラメタラサイクル / ヒドロシラン / 均一系触媒反応 / 還元反応 / カルボニル化合物 / 遷移金属 / 典型金属 / 基質活性化 / 触媒反応 / 有機金属錯体 |
研究成果の概要 |
本研究では、触媒反応機構において、従来の常識である遷移金属上での基質活性化ではなく、遷移金属―典型金属結合上での基質活性化が新反応開発の鍵であることを、理論的、実験的研究で実証した。とくに、非古典的ケイ素―水素結合活性化を伴うルテニウムジシラメタラサイクル触媒によるカルボニル化合物の効率的ヒドロシリル化の成功に引き続き、イリジウムジシラメタラサイクル種におけるケイ素―水素結合の非古典的活性化が示唆された。これをもとに、アミドからエナミンへの変換反応を高い触媒効率、高い官能基選択性を実現し、π共役エナミンをドナーとした特異的な蛍光特性を持つドナー・アクセプター化合物の合成に展開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
極めて高い触媒効率、反応選択性での触媒的有機・高分子合成反応は、低環境負荷での医農薬、機能性材料開発の鍵とされている。その実現には、新しい触媒、触媒反応設計概念の確立が求められる。本研究では、従来信じられてきた「反応基質の結合活性化は遷移金属上で起こる」触媒反応から、「結合活性化は遷移金属―典型金属上で起こる」触媒反応へのパラダイムシフトを理論的、実験的に実証し、その応用例として、イリジウム―ケイ素上で起こることが示唆されている、ケイ素―水素結合活性化がドナー・アクセプター型π共役エナミンを基盤とした新規蛍光材料合成に有用であることを示した。
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