研究課題/領域番号 |
18K19103
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分35:高分子、有機材料およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
神原 貴樹 筑波大学, 数理物質系, 教授 (90204809)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 高分子合成 / 有機金属化学 / クロスカップリング反応 / 高分子半導体 / 構造制御 / 直接的アリール化反応 |
研究成果の概要 |
本研究は、高分子半導体のアトムエコノミカルな合成手法を精密重合へと進化させる技術開発を目的とした。C-H結合を直接反応点としてC-C結合を形成させる直接的アリール化反応は簡便で省資源なクロスカップリング反応として利用されている。この反応を触媒移動型連鎖縮合重合のような精密重合に適用するために、モノマー設計と助触媒の利用の2つの観点から重合反応を精査し、室温付近のマイルドな反応条件でポリマーを生成する直接的アリール化重合を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機光電子デバイスは、国内外で盛んに研究開発が進められているが、これらを社会に普及させるためには、実用化を視野に入れた製造技術の検討が必要である。本研究は、有機光電子デバイスのキーマテリアルとなる高分子半導体素材の簡便で低環境負荷な製造を可能とする合成技術である。産業界ではSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を軸とした事業の取り組みや新規事業の創出が求められていることから、社会的にも大きな貢献が期待される。
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