研究課題/領域番号 |
18K19162
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
中平 洋一 茨城大学, 農学部, 准教授 (40423868)
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研究分担者 |
竹内 薫 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (00192162)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 遺伝子組換え植物 / 葉緑体工学 / 経口ワクチン / ウイルス様粒子(VLP) / タンパク質ナノ粒子 / 経口ワクチン植物 / タンパク質性ナノ粒子 |
研究成果の概要 |
本研究では、植物におけるタンパク質高生産技術である「葉緑体工学」を用いて、任意の抗原を高密度に提示可能な「タンパク質ナノ粒子」を大量発現する可食性植物を作出し、ヒト・動物の万病予防を実現できる「経口ワクチン植物」の創出を目指した。 その結果、魚病ウイルス由来のウイルス様粒子(VLP)の大量発現に成功し、当該組換え植物由来のタンパク質粗抽出液を経口投与することで、対象魚病を効果的に防除できることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、葉緑体工学により大量発現させたウイルス様粒子(VLP)が、魚病を効果的に防除できる“経口ワクチン”として機能することが示された。本研究で獲得された技術やノウハウを深化・応用することで、将来的には、動物(養殖魚・鶏・家畜・伴侶動物など)やヒトが罹患するさまざま疾病を予防できる「経口ワクチン植物」の創出に繋がることが期待される。引き続き、目標達成に向けた研究開発を継続予定である。
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