研究課題/領域番号 |
18K19164
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
川合 真紀 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (10332595)
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研究分担者 |
長野 稔 立命館大学, 生命科学部, 助教 (80598251)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | マイクロドメイン / ステロール / 可視化プローブ / 脂質ラフト / スフィンゴ脂質 / グリコシルイノシトールホスホセラミド / 植物免疫 |
研究成果の概要 |
植物の病害応答に重要な役割を果たす、細胞膜上に点在するマイクロドメインの機能解明のため、その主要構成脂質をターゲットとした植物マイクロドメイン可視化プローブの開発を行った。植物ステロールに結合する可視化プローブGFP-D4Lを開発し、細胞膜上のマイクロドメイン構造の可視化に成功した。恒常的にGFP-D4Lを発現するシロイヌナズナ系統の作出も行い、病害応答時にマイクロドメインが特定の動態を示すことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
毎年、世界の作物の約15%が病害によって失われている。原因となる病原体と植物細胞の接点は細胞膜であるため、細胞膜には多数の免疫タンパク質が存在する。免疫タンパク質の多くは細胞膜マイクロドメインに局在するため、植物のマイクロドメインの機能解明は重要である。本研究では、植物マイクロドメインの可視化プローブを開発し、病害応答時におけるマイクロドメインの動態を解明した。マイクロドメイン機能の理解は、将来的にマイクロドメインの改変による耐病性を強化した作物の作出に繋がると期待できる。
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