研究課題/領域番号 |
18K19169
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
折田 和泉 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70525964)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | メタノール資化性菌 / ポリヒドロキシアルカン酸 / メタノール / メタノー資化性菌 / 代謝改変 |
研究成果の概要 |
メタノール資化性菌の細胞増殖と物質生産を両立させるために、中央代謝経路そのものを物質合成経路に作り変え、代替の資化経路を構築するチャレンジングな育種に挑戦した。代替資化経路によるメタノール消費や取り込んだメタノールの固定を認めたが、中央代謝経路を破壊した株にメタノール資化性を相補するには至らなかった。一方、中央代謝経路を逆行させる酵素を導入した変異株に代替資化経路を導入したところ、低下していたメタノール生育能が回復した。今後、物質生産経路を強化した株で代替資化経路の効果を検討していく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究でモデルメタノール資化性菌内に構築した種々のメタノール人工資化経路は、有用物質の収率向上のために今後応用できることが期待され、持続供給可能な材料として注目されているメタノールを原料にした発酵生産に資する微生物の開発に貢献する成果といえる。また、メタボローム解析で得られた知見はメタノール資化性菌の代謝改変をすすめるうえで重要であり、学術的意義も大きい。
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