研究課題/領域番号 |
18K19193
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
仁木 宏典 国立遺伝学研究所, 遺伝形質研究系, 教授 (70208122)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 形質転換体 / クローニング / オメガ因子 / RNAポリメラーゼ / iVEC / ゲノム / 遺伝子組換え / 形質転換 / DNA クローニング / 大腸菌宿主 / ゲノム合成 |
研究成果の概要 |
in vivoクローニング(iVEC)法では相同配列を持ったベクターDNAとクローン化DNAを大腸菌変異株に形質転換するだけで、目的の組換え体クローンが得られる。この技術は、簡便なシームレスクローニングである。in vivoクローニングの分子メカニズムの遺伝学的な解明を行い、さらに、この活性を向上させるため高形質転換効率の大腸菌株の開発を目指した。高形質転換効率に関連する遺伝子の探索では形質転換に関わる遺伝子を見出した。形質転換効率を向上させる変異の遺伝子の候補としてrpoZ遺伝子を見出し、この遺伝子によりその発現制御を受けている遺伝子群が形質転換に関与していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
in vivoクローニング(iVEC)法の分子メカニズムの遺伝学的な解明を行った。in vivoクローニングの分子メカニズムには3’-5’エンドヌクレアーゼXthAが必須であった。XthAはDNAの3’末端から二本鎖DNAを一本鎖DNAが露出し、相同な一本鎖 DNA同士がアニーリングをさせる活性であることを明らかにした。これを元により高効率な方法への改善が期待され、形質転換の向上を同時に進めることでさらなる組換えDNA技術の発展が見込まれる。
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