研究課題/領域番号 |
18K19195
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
持丸 華子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (90462861)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 微生物 / 油田 / ガス田 / 菌体外物質 / 深部地下 / 粘性物質 / 油ガス田 / 生産物質 / 古細菌 |
研究成果の概要 |
陸源有機物に含まれている化合物を基質として培養した場合に微生物により生産される物質が、高温貧栄養という深部地下環境における生き残り戦略に関係していると想定し、この物質の同定および測定法の開発を行うことを目的とした。本研究では、嫌気リアクターを用いた微生物株の大量培養行い、細胞外多糖および糖脂質の分析を行った。さらにフーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)、核磁気共鳴分光法(NMR)を用いて測定を行った。さらに他の手法を用いて分析を進めた結果、粘性成分を構成する各種成分の同定に成功した。この微生物株が細胞外にこれらの成分を分泌していることは初めての発見であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分離した微生物株は、粘性物質を生産する培養条件において、長期間高温飢餓条件において溶菌せずに生存した。この研究により油田ガス田などの地下深部における微生物の生存戦略および微生物の生態の一端を明らかにすることができる。深部油田における残存原油分解メタン生成ならびにガス田におけるメタンの増産に応用できる可能性がある。さらに、この粘性物質が細胞膜を守る機能を持っているのであれば、その機能解明により、人類の細胞を若々しく守ることに応用できる可能性がある。
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