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ウイロイド-病原性環状1本鎖RNA-の天然高次構造を認識する核酸アプタマーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K19196
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分39:生産環境農学およびその関連分野
研究機関弘前大学

研究代表者

佐野 輝男  弘前大学, 農学生命科学部, 教授 (30142699)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードアプタマー / ウイロイド / 診断薬 / 防除薬 / SELEX / アンプリコン解析 / SELEX法
研究成果の概要

ウイロイドは約250~430ヌクレオチドの環状1本鎖RNA病原体である。試験管内核酸選抜法であるSELEX法により、ウイロイドと結合するアプタマー候補配列を選抜した。30塩基のランダムな一本鎖DNA集団から、15ラウンドのSELEXで、ジャガイモやせいもウイロイド(PSTVd)と結合する核酸アプタマーを濃縮し、5ラウンド毎のアンプリコン解析結果に基づき、PSTVdと結合する可能性のある18種類のアプタマー候補配列を選抜した。PSTVd環状分子との結合性をアフィニティカラム吸着法で分析した結果、1種類が強く、5種類が弱く結合し、PSTVd環状分子と特異的に結合するアプタマーの選抜に成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ウイロイドは約250~430ヌクレオチドの環状1本鎖RNA病原体で、作物の矮化、葉巻、果実障害などの原因になる。近年、野菜・花卉類を中心に、特定重要病害指定のポスピウイロイドが世界中に流行し、国際植物検疫上の重大な懸念材料となっている。国内外の育苗・採種現場ではPCR法などの高感度遺伝子検出法が診断に利用されるが、簡便により効率よく検出する新技術の開発が求められている。本研究で開発したアプタマーはウイロイドの診断・防除薬に利用できるだけでなく、その検出・診断技術を一般化して体系化して公表することは、現在世界中の採種・育苗現場及び植物検疫の最前線で課題となっている問題の解決に貢献するものである。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (2件)

  • [国際共同研究] University of Crete(ギリシャ)

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [国際共同研究] クレテ大学(ギリシャ)

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-07-25   更新日: 2022-01-27  

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