研究課題/領域番号 |
18K19198
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分39:生産環境農学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
経塚 淳子 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (90273838)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | イネ / 冷害 / 植物特異的CDKインヒビター / EL2 / ABA / 細胞周期抑制因子 / 種子稔性 / 低温 / 花粉稔性 / 稔性 / 植物特異的細胞周期抑制因子 / EL2とEL2-like / ストレス耐性 |
研究成果の概要 |
冷害の克服は重大な課題でありこれまでにさまざまな努力が続けられてきた。また、冷害が起こるメカニズム解明に向けた基礎研究が重ねられてきたがその知見は断片的であり、冷害を克服するための理論基盤として利用するには至っていない。本研究では、細胞周期を抑制する植物特異的サイクリン依存性キナーゼ(CDK)抑制因子EL2、EL2-LIKEに着目し、これらが低温での稔性低下に関与する可能性を検討した。その結果、これら遺伝子が不良環境耐性にかかわるABAによる誘導を受け、細胞分裂が抑制される器官で強く発現することを見出した。また、変異体では低温による稔性低下が起こる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球規模の気候変動は今後も繰り返されることが予想されており、深刻な冷害が起こる可能性が懸念される。本研究は、冷害に対して新たな切り口で取り組むものであり、芽生え期の研究ではあるが、将来性の高い挑戦的研究である。ここで得られる知見は、他のイネ科作物にも応用可能であり、また、冷害以外の不良環境にも応用できると期待される。
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