研究課題/領域番号 |
18K19216
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分39:生産環境農学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
石井 尊生 神戸大学, 農学研究科, 教授 (20260648)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 野生イネ / 生態型 / Oryza rufipogon / イネ / 幼穂形成 |
研究成果の概要 |
アジアの野生イネの繁殖様式には2つの異なる生態型が関与している。そこで、生態型の違いを導く器官として匍匐枝に注目し、生態型決定に関する遺伝機構の解明を試みた。匍匐枝を発生させる野生イネ系統と発生させない栽培イネ品種の間で戻し交雑集団を育成し、匍匐枝形成能力に関する遺伝解析を行ったところ、野生イネ由来の対立遺伝子が有意に正の効果を持つ遺伝子座が3カ所推定された。さらに、これらの野生イネの対立遺伝子は相加的に作用することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物は季節変化や生育環境に応じた生態型に基づき、様々な生存・生殖戦略をとっている。本研究では、2つの異なる生態型が同一種内でみられるアジアの野生イネを研究対象として、生態型の違いを導く器官と考えられる匍匐枝に注目し、その形成能力に関する遺伝解析を行った。研究成果は、植物全般における生態型決定機構の解明、さらには種子生産性に関わる農学の分野における新たな知見の提供につながるものである。
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