研究課題/領域番号 |
18K19229
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分40:森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
平井 浩文 静岡大学, 農学部, 教授 (70322138)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 白色腐朽菌 / メタン / ブタノール / バイオリファイナリー / アミノ酸生合成 |
研究成果の概要 |
高活性リグニン分解菌ノックアウトライブラリーよりメタンもしくはブタノール高産生株の選抜を行った。今回はブタノール高産生株は取得できなかったが、メタン産生株(M株)の獲得に成功した。M株ゲノムにおけるノックアウト部位を特定するため、MiSeqを用いてM株の全ゲノム解析を実施した。しかしながらノックアウト部位の特定には至らなかった。これは、M株は多核菌糸を形成しており、ある特定の核にのみノックアウトが行われていなかったためと断定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
元々メタン産生能を有さない白色腐朽担子菌においても、突然変異処理を施すことにより、メタン産生能を示すことが明らかとなった。これは、木質バイオマスから本菌を用いることでメタンが産生可能となることを示しており、メタン生合成経路を解明し、関連各種遺伝子を高発現させることで、ワンポットで木材よりメタンを産生可能な菌の育種が可能となる。この様な菌の作出は、低炭素社会の実現の一翼を担うものである。
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