研究課題/領域番号 |
18K19247
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
仙田 徹志 京都大学, 学術情報メディアセンター, 准教授 (00325325)
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研究分担者 |
山口 幸三 京都大学, 学術情報メディアセンター, 研究員 (10436751)
藤栄 剛 明治大学, 農学部, 専任准教授 (40356316)
中谷 朋昭 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60280864)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ミクロデータ / 農林業センサス / 疑似データ / 高度利用 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、農林業センサスの複数年次のミクロデータからの匿名データならびに、一般に配布可能な疑似データの作成技法を検討し、データ利用上の問題点を明らかにすることである。本研究の遂行の結果、疑似データについては、符号表をもとに、データ配列を再現できる疑似データセットを作成することができた。また、匿名データについては、近年の法人経営の規模拡大を鑑み、トップコーディングにともなう情報量の減少について、都道府県ならびに市町村で検討した。その結果、トップコーディングにより、当該経営自体の数値が大幅に変化することや、データの利用が困難になる市町村が多数発生することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で取り組んだ公的農林水産統計における匿名データや疑似データの検討は、調査票情報の高度利用とともに、公的統計の基本計画に明記されているが、実現されてこなかったものである。本研究の遂行により、疑似データは調査票情報の二次的利用に寄与し、匿名データについては、秘匿可能性の観点から課題を明らかにすることができた。これらは、公的農林水産統計の二次的利用の促進において、大きな学術的意義や社会的意義を有するといえる。
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