研究課題/領域番号 |
18K19250
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
北野 雅治 九州大学, 農学研究院, 教授 (30153109)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 農業環境・情報工学 / Internet of Plants / 植物環境系輸送プロセス / 動的作物モデル / AI |
研究成果の概要 |
作物生産現場の作物生理生態の時空間変動情報の可視化,共有化,機能化を,インターネットを介して可能にする仕組みとしてInternet of Plants (IoP) を提唱し,作物生理生態情報およびAIの学習機能を生産現場で合理的に活用できるIoPの実験基盤を構築した.さらに,農業研究機関に蓄積されている過去の精密な生育調査等の情報群の可視化によって,作物生理生態と栄養成長,生殖成長,収穫(収量,収穫時期)との関係性の可視化を可能にし,成長や収穫(収量・時期)等の予測や調節を可能にするアルゴリズムの基本型を提案した。これらの成果を,原著論文8報,学会発表27件で積極的に発表した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日々の営農において,説明性の高い作物生理生態の時空間情報の可視化,機能化,共有化を実現するIoPの技術基盤の確立によって,農家の創意工夫によって「農業の自律性」を高める技術革新がもたらされ,以下の効果が期待される.①生理生態・生育・収穫(量、質、時期)の予測と調節,②環境調節・出荷計画・労務管理の最適化,③小規模分散施設群の自動統合管理,④営農技術の分析・評価・改善,⑤篤農技術の検出・共有・形式知化,⑥産地の営農技術の高位平準化と自律的進化,⑦四定(定時・定量・定品質・定価格)生産の実現,⑧新規就農者支援,⑩自然災害に対するレジリエンスの醸成(復興人材の育成、篤農技術の担保)
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