研究課題/領域番号 |
18K19256
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
高木 哲 麻布大学, 獣医学部, 教授 (50396305)
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研究分担者 |
藤田 良治 愛知淑徳大学, 創造表現学部, 准教授 (40515102)
森下 啓太郎 北海道大学, 獣医学研究院, 助教 (30637046)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 獣医 / 臨床手技 / 映像教材 / バーチャルリアリティ / 視点移動 / 臨床教育 / 教育 / VR / ICT / バーチャルリアリティー |
研究成果の概要 |
獣医臨床教育では実験動物の使用を可能な限り削減するため、映像教材や代替モデルが用いられている。本研究ではより現実に近い臨場感を提供するため、バーチャルリアリティ(VR;virtual reality)教材を作成し、評価した。教材は360度カメラを用いて撮影してVR用ヘッドマウントに装着し、スマートフォンのアプリの専用モードで再生して獣医学部学生が視聴した。アンケートの結果、「とても良い」が78名(53.1%)、「まあ良い」が51名(34.7%)で、「あまり良くない」が13名(8.8%)であった。VR教材は、獣医小動物臨床導入教育として学生の関心・意欲を刺激する目的に有用であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって生体を使わなくても臨場感のある実習を行うことができることが明らかとなった。このことは二つの大きな意義を持つ。すなわち1点目は本システムが動物愛護の観点から不必要な動物の使用を減らすことができることであり、本研究の成果の公表はこのことを獣医学教育でこれからも考えていくことを伝えるメッセージとなっている。2点目として挙げられるのは多人数を相手にする教育においてすでに録画教材などが用いられているが、バーチャルリアリティーはその視覚情報にさらに臨場感を加えることができ、コロナ禍の時代においても今後も有用な学習ツールとして展開されることが期待されることである。
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