研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究では、ウシに不顕性感染する赤血球寄生性のバベシア原虫にインターフェロン等のサイトカインを発現させ、ウイルス・細菌・寄生虫といった病原体の種類に応じて、宿主動物の免疫系を抗原非特異的に自在に制御して、これら病原体による慢性消耗性感染症による被害を軽減する技術を開発することを目的とする。サイトカインを発現するバベシア原虫を作製する基盤技術を開発する目的で、原虫ゲノムをCRISPR/Cas9系で編集する実験系及びGlcN誘導性glmS リボザイムを応用したノックダウンの実験系を外国産のバベシア原虫(Babesia bovis:バベシア ボービス)で確立した。
ゲノム編集(CRISPR/Cas9系)の技術ならびに、サイトカイン遺伝子など、原虫ゲノムに導入した遺伝子の発現を事後随意に調節するGlcN誘導性glmS リボザイムノックダウン技術を応用することで、バベシア原虫でのゲノム機能解析やサイトカイン発現原虫などのGenetically Attenuated Parasite(GAP)開発研究が、更に進展することが期待できる。現在、これら実験系の国産のバベシア原虫(Babesia ovata:バベシア オバタ)への応用を試みている。
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すべて 国際共同研究 (5件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 4件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 4件、 招待講演 2件) 備考 (5件)
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https://www.obihiro.ac.jp/facility/protozoa/
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