研究課題/領域番号 |
18K19261
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤井 渉 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40708161)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 発生工学 / ゲノム編集 / 胚操作 |
研究成果の概要 |
本研究では、着床前胚でモザイク回避しつつ変異導入し、目的の変異パターンの胚のみを選抜できる新たな実験系の開発を行った。Anti-CRISPRによる失活ツールについて検討し、受精卵で有効なツールの開発に至った。また、受精卵内で、Cas9変異体についてスクリーニングし、標的認識の拡張にSpCas9-NGが、また、1塩基レベルで正確な標的認識にHypaCas9がそれぞれ有効であることが明らかとなった。更に、着床前発生を人為的に停止できる因子として、ジェノトキシン関連因子が有効であることが明らかとなった。今後、これらの知見を統合することで、着床前胚を選抜するスキームを構築できると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究計画内で、有効なツールの確立には至らなかったが、得られた知見を統合することで、塩基配列に依存した着床前胚の選抜技術が確立できると期待される。また、派生技術として、得られた受精卵内で精密なゲノム編集が可能なツールに関しては、今後、受精卵を介したゲノム編集による遺伝子改変動物の作製系に有用であると期待される。
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