研究課題/領域番号 |
18K19263
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
杉浦 幸二 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20595623)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | セネッセンス / 卵管 / 細胞老化 / 繁殖 / 加齢 |
研究成果の概要 |
研究により、マウス個体の加齢に伴って、生体内での受精率が低下することが明らかとなった。さらに、この受精率の低下は、卵管における精子輸送または受精能獲得に何らかの異常があるためと考えられた。さらに卵管には、加齢に伴って細胞老化に至った細胞(セネッセンス細胞)が蓄積することが明らかとなった。このセネッセンス細胞の存在が、卵管機能に何らかの影響を及ぼしている可能性がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物のメスの繁殖能力は、個体の加齢に伴って顕著に低下してしまう。この繁殖能力の低下を防ぐことは、家畜生産や不妊治療分野における重要課題である。本研究の成果はこの繁殖能力低下原因の一つとして卵管機能異常の存在を明らかとした。これはメス繁殖システムの老化研究として、重要な知見である。さらに、この卵管異常の原因にとして、セネッセンス細胞の蓄積の可能性を見出している。これは、家畜生産の向上技術開発など、多岐にわたる貢献の期待できる知見である。
|