研究課題/領域番号 |
18K19284
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
西増 弘志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (00467044)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | CRISPR / CRISPR-Cas9 |
研究成果の概要 |
原核生物のもつCRISPR-Cas獲得免疫機構に関与するRNA依存性DNAヌクレアーゼCas9はガイドRNAと複合体を形成し、標的となる2本鎖DNAを切断する。したがって、Cas9は革新的なゲノム編集ツールとして広く利用されている。本研究では、Cas9やCas12fの立体構造を決定することにより、それらのRNA依存性DNA切断機構を解明した。さらに、立体構造に基づき利便性の向上したCas9改変体を作製し、ゲノム編集技術の高度化に貢献した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、小型Cas9の結晶構造および小型Cas12fのクライオ電子顕微鏡構造を決定した。これらの立体構造から、CRISPR-Cas酵素の多様なRNA認識機構、DNA認識機構、DNA切断機構が原子レベルで明らかになった。さらに、得られた構造情報を利用し、標的範囲の拡張したCas9改変体の開発にも成功した。これらの成果は、ゲノム編集技術の高度化に貢献するものである。
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