研究課題/領域番号 |
18K19289
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
盛 真友 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 研究員 (90466772)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | m6A / エピトランスクリプトーム / RNA編集 / RNAメチル化 |
研究成果の概要 |
本研究では特異的なmRNAのm6A修飾を編集する技術を開発し、m6Aの機能解析とm6A修飾異常疾患に対するRNA編集法の開発を目的とする。RNAメチル化編集プラットフォームの開発として、約80%程度の脱メチル化編集に成功している。また新たな評価系としてメチル化RNA感受性RNaseであるMazFを用いた高感度メチル化評価法を開発した。従来の抗体を用いたIP法と比較してより精度の高い編集効率を算出することが可能となった。これらのRNA編集システムおよび、その評価法の開発によって新たなメチル化RNA編集プラットフォームの有効性が示され、人為的RNA修飾編集法の有用性の一端を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RNAの多様な化学修飾によるRNAエピジェネティクスの全体像はその大部分が未解明であるものの、近年アデノシンのRNAメチル化酵素複合体としてMETTL3, METTL14, WTAPタンパク質群が見いだされ、またRNA脱メチル化酵素としてALKBH5が同定された。これらの遺伝子群のノックアウトマウスの表現型解析により、癌、糖尿病、肥満、生殖不全やアルコール依存症といった疾患との関連が示唆されている。しかしながら原因となる標的メチル化RNAの直接的な解析手法が少ない。本研究で開発されたRNAメチル化編集法によりm6A修飾の新たな解析法の提示が可能であると考える。
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