• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

独自の進化を遂げた動物ミトコンドリアmRNAポリ(A)鎖の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K19303
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

松島 雄一  九州大学, 医学研究院, 助教 (20571342)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードミトコンドリア / ミトコンドリア病 / ミトコンドリアRNA
研究成果の概要

RNAに付加されるポリ(A)鎖の機能は多様である。ポリ(A)鎖が付加されたRNAは分解が促進される場合もあれば、逆に分解が抑制され安定化する場合もあることが知られている。ヒトのミトコンドリアDNAには11のメッセンジャーRNA(mRNA)がコードされているが、その大半は成熟化に伴いポリ(A)鎖が付加される。ミトコンドリアDNAにコートされているmRNAはポリ(A)鎖短縮の結果分解が促進されるもの、逆に分解が抑制されるもの、また全く影響を受けないものが存在した。これらのことはミトコンドリアmRNAのポリ(A)鎖は個々のmRNAごとに全く異なる機能を持つことを示している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

真核生物の核DNAから転写されたmRNAは成熟化に伴いポリ(A)鎖が付加されその分解抑制に寄与するが、原核生物の核様体DNAから転写されたRNAでは分解時にポリ(A)鎖が一時的に付加され、それはRNAの分解促進に寄与する。興味深いことにミトコンドリアmRNAには50塩基程のポリ(A)鎖が付加されるが、このポリ(A)鎖は個々のmRNA毎に分解抑制と分解促進あるいは影響なしと全く異なる効果を持つことを示した。ヒトのミトコンドリアでは真核生物型と現各区生物型のポリ(A)鎖の機能が共存している可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-07-25   更新日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi