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鳥類の性決定にはたらくnon-coding RNAの解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K19317
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

黒岩 麻里  北海道大学, 理学研究院, 教授 (20372261)

研究分担者 水島 秀成  北海道大学, 理学研究院, 助教 (20515382)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
キーワードウズラ / Z染色体 / z染色体
研究成果の概要

鳥類は古くからW染色体上に性決定因子があると考えられているが、未だ同定されていない。その理由として、W染色体上のnon-coding RNAが性決定に関与しているからではないかと着想した。本研究は鳥類の性決定メカニズムを明らかにするために、性決定に働くW染色体上のncRNAを同定し、ゲノム編集による機能解明を目指す。鳥類の性決定は、家禽産業に直結する重要な生命現象であり、その分子メカニズムを解明することは、当該分野の命題である。しかし、ニワトリを用いた実験は長い時間を要し、解析が極めて困難である。そこで、性成熟の早いニホンウズラを用いた研究を計画し、鳥類では困難とされている機能解析を実現する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ニワトリは有用な経済動物(家禽)である。卵を産むのはメスであり、肉は体が大きく発達するオスから得るのが効率よい。鳥類の性決定メカニズムを解明することは、家禽産業に直結する重要な基礎研究となる。加えて、産まれてくる雛の性比を人為的にコントロールできる産業価値の高い応用研究に発展する可能性もあり、大きなインパクトを有する。しかし鳥類の性決定研究は大きな遅れをとっており、その理由として、TGニワトリの作出やノックアウト個体作出には長い時間を有し、極めて困難であることが挙げられる。そこで本研究はこの難題を克服すべく、ニワトリよりも小型で、性成熟の早いニホンウズラを用いる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Expression profiling of sexually dimorphic genes in the Japanese quail, Coturnix japonica.2020

    • 著者名/発表者名
      Okuno M, Miyamoto M, Itoh T, Seki M, Suzuki Y, Mizushima S, Kuroiwa A.
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 10 号: 1 ページ: 20073-20073

    • DOI

      10.1038/s41598-020-77094-y

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] ニホンウズラにおける性分化関連遺伝子および新規性決定候補遺伝子の解析2019

    • 著者名/発表者名
      宮本淳太郎、奥野未来、伊藤武彦、水島秀成3、黒岩麻里
    • 学会等名
      第42日回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] ウズラの生殖腺における生殖細胞特異的遺伝子の発現解析2019

    • 著者名/発表者名
      水島秀成、佐藤望、塚田光、笹浪知宏、小野珠乙、黒岩麻里
    • 学会等名
      第42日回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] ニホンウズラにおける新規性決定遺伝子の探索とゲノム編集技術の確立2018

    • 著者名/発表者名
      宮本淳太郎、奥野未来、伊藤武彦、水島秀成、黒岩麻里
    • 学会等名
      「先進ゲノム支援」拡大班会議
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-07-25   更新日: 2022-01-27  

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