研究課題/領域番号 |
18K19322
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上阪 直史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (70597624)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | 精巣 / カルシウム / 脳 / in vivo / イメージング / 活動操作 / 精子形成 |
研究成果の概要 |
生殖細胞である精子形成のメカニズムに関して不明な点が多く残されている。本研究では、カルシウムが精子形成を制御する可能性を検討するために、イメージングや光遺伝学などの細胞活動操作技術を応用し、脳活動を操作したときの精巣細胞のカルシウム活動をリアルタイムで観察・操作できるin vivo実験系の開発を目指した。成果として、マウス精巣においてin vivoカルシウムイメージング法を新規に開発し、in vivoで細胞のカルシウム活動を1細胞レベルかつ多色でイメージングすることが可能となった。また精巣においてカルシウム活動を駆動しうる分子を見出し、カルシウム活動が精子形成に関与する可能性を見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生殖細胞は生物の遺伝情報を次世代へ伝える細胞であり、進化に関わるロマンあふれる細胞である。本研究で生殖細胞である精子に注目し新規イメージング技術を開発したことにより、脳が精子形成を制御するメカニズムを明らかにできる可能性が出てきた。この研究の成果は、生物が次世代に情報を伝える仕組みやその結果起こる進化の仕組みを解明する上で重要な知見となる。
|