研究課題/領域番号 |
18K19331
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
栗原 大輔 名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 特任講師 (90609439)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 植物 / 雌性配偶体 / 細胞個性 / 位置情報 / 顕微操作 / イメージング / 光顕微操作 / シロイヌナズナ / 核動態 |
研究成果の概要 |
本研究では、細胞数が少なく単純な雌性配偶体形成過程をモデルとして、植物の細胞個性制御機構を明らかにするために、核の位置情報と細胞個性決定との関係性を明らかにし、分子機構解明に迫ることを目的とした。シロイヌナズナin vitro雌性配偶体発生系を確立し、雌性配偶体発生の動態をリアルタイムに捉えることに成功した。雌性配偶体発生における核動態と細胞個性決定の時空間情報を解析した結果、これまで考えられていたよりも早い時期に細胞個性が決定している可能性を示した。また、植物細胞における細胞内オルガネラ操作技術の克服すべき課題を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
被子植物の雌性配偶体形成過程における細胞個性決定機構は、細胞間コミュニケーションを介した機構と予想され、非常に魅力的なモデル現象としても注目され、以前より世界中で解析が行われているが、これまで花の奥深くで起こる現象であるため、突然変異体を用いた解析しか行うことができなかった。本研究で確立したin vitro胚珠培養系を用いたライブセル解析により、リアルタイムに雌性配偶体形成への影響を解析することがはじめて可能となったことで、細胞個性決定機構の解明に繋がることが期待される。
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