研究課題/領域番号 |
18K19347
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 卵母細胞 / 不妊 / 微小管 / 減数分裂 / 染色体 / 細胞骨格 / 卵子 / 生殖医療 |
研究成果の概要 |
不妊や先天性の染色体異常など、生殖医療および生殖補助医療の重要性が高く叫ばれる昨今、基礎医学・基礎研究からスタートし て、その成果を不妊治療の現場に活かすアプローチの研究が必要とされる。 そこで本研究は、基礎生物学の観点から不妊の原因を探ることを目指した。具体的には、卵子(卵母細胞)が何故経年劣化と呼ばれるような現象を引き起こすのか、その原因究を目指した。観察の結果、卵母細胞の経年劣化のひとつとして、卵母細胞が放出した第一極体に対する第二分裂紡錘体の相対的な位置の異常がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この紡錘体の位置の異常は、今後の生殖補助医療において、卵母細胞の劣化を示すひとつの指標となりうる。すなわち、不妊治療の現場において卵母細胞を採卵した際に、その中から劣化の兆候が見られず、出生の見込みがある卵母細胞を選択する際に、紡錘体の位置情報を劣化の指標として選別することで、妊娠の可能性を向上させることができるのではないかと想像される。このように、本研究の成果は、今後の臨床への応用の可能性が期待される。
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