• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

モデル線虫近縁種による大きな進化的変化機構の解明と進化実験モデル生物の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K19355
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分45:個体レベルから集団レベルの生物学と人類学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

河田 雅圭  東北大学, 生命科学研究科, 教授 (90204734)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード転移因子 / C. elegans / C. inopinata / 線虫 / 進化的変化
研究成果の概要

本研究では、転位因子が大きな進化的な変化をもたらしたという仮説を検証するために、C. elegans の近縁種で体サイズが大きく変化したC. inopinataに着目した。ゲノム中に転位因子由来の配列と判定された配列は、C. elegansで12%、C. inopinataで25%であった。解析の結果、C. inopinataに転位因子がある遺伝子群は、C. inopinataにおいてもC. elegansにおいても発現量が有意に低い傾向にあり、C. inopinataの転位因子は二種の共通祖先で既に発現量が低い遺伝子近傍に挿入している可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで、基礎的な遺伝情報が既知で遺伝子操作が可能なのモデル生物は、進化的に大きな変化をした近縁種がいないために、進化機構の解明が困難であった。そこで、転移因子が大きな進化的変化を引き起こしたかを解明するために、モデル生物であるC.elegansの近縁種であるC. inopinataを用いて、転移因子の挿入と遺伝子発現量の関係を明らかにし、今後、C. inopinataを進化モデル生物として用いることができることを示した。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] C. inopinataの体サイズ進化に転移因子が与えた影響2020

    • 著者名/発表者名
      河原数馬・稲田垂穗・牧野能士・杉本亜砂子・河田雅圭
    • 学会等名
      日本生態学会第67回大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] C. inopinataの進化におけるトランスポゾン挿入の影響2019

    • 著者名/発表者名
      河原数馬・稲田垂穂・牧野能士・杉本亜砂子・河田雅圭
    • 学会等名
      生態学会第66回大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-07-25   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi