研究課題/領域番号 |
18K19375
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分46:神経科学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
笹岡 俊邦 新潟大学, 脳研究所, 教授 (50222005)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | マーモセット / 卵巣 / 異種間移植 / 免疫不全マウス / 遺伝子改変 / ドーパミン受容体 / 胚盤胞補完法 / ES/iPS細胞 / 体外受精 / 胚操作 / 胚盤胞補間法 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、野生型および遺伝子改変マーモセットを確実かつ低コストで作製する技術を開発し、実験動物としての汎用化を達成することである。そのために、3つの項目について研究開発を行った。第1は「マーモセット成熟卵子・受精卵の安定的生産方法の開発」、第2は「異種間移植卵子を用いた脳疾患モデルの作製」、第3は「ナイーブ化ES細胞の樹立と胚盤胞補完法による遺伝子改変動物の作製」である。各種の条件検討を行い、概ね順調に進捗している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は多くの社会的な意義を持つ。第1に、マーモセット安楽死個体卵巣から受精卵を作出する技術は、宿主をマウスとする為、多数のマーモセット飼育が避けられ、経費と労力を抑制できる。第2に、精神・神経疾患と深く関連する、汎用のモデル動物作製は、霊長類の脳構造・機能マップ作成に貢献する。第3にマウス胚盤胞補完法は、他の動物種ES/iPS細胞の多能性検証にも応用できる。第4に異種を宿主として受精卵生成を試みることで、マウスとマーモセットの共通原理の発見につながる。その成果は、ヒト生殖医療において、ヒト卵巣の維持・保存・成熟卵子の成長を、異種動物の環境下で可能とする方法開発への発展が期待される。
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