研究課題/領域番号 |
18K19377
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分46:神経科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
実吉 岳郎 京都大学, 医学研究科, 准教授 (00556201)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 遺伝子発現制御 / 記憶 / シナプス可塑性 / 光操作 / 転写因子 / CREB / CaMKIV / 光制御 / 学習 / 行動 / 光刺激 / 遺伝子発現 |
研究成果の概要 |
遺伝子発現調節が核で起こる事を利用して、まず、共通部分として光活性化核移行シグナルの作製に成功した。このモジュールとの融合CREBやCaMKIVは光依存の核内局在を達成できた。ところが、細胞質にあるべき光活性化型CREBの核へのリークによりベーサルな転写活性が問題となった。培養細胞レベルでは発現量をコントロールできれば、光により転写活性制御を達成できる。 一方、マウス個体を用いたウイルスベクターによりタンパク質発現系の構築を行った。外来タンパク質の発現には血液脳関門を通過するアデノ随伴ウイルスベクターを用いた。眼窩後へのウイルス液注入によりマウス海馬でのタンパク質の海馬での発現を確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の光活性化型核内移行シグナルを利用すれば理論的にはどんなタンパク質でも光で核へ局在化できるため、構築にかかる試行錯誤を最小限にできる。この方法論により様々な核内シグナルを人為的に操作でき、新しい転写や染色体制御の発見につながると期待される。
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