研究課題/領域番号 |
18K19378
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分46:神経科学およびその関連分野
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 神経細胞 / 分化 / 大脳皮質 / ニューロン / 分化転換 |
研究成果の概要 |
脳の中には多くのサブタイプの神経細胞があり、それぞれ特有の形態と機能を有している。我々は、神経細胞が未熟な時期には細胞外環境の影響によって最終的に分化するサブタイプが変わりうることを発見したが、一般に成熟神経細胞のサブタイプは決して変化しない。本研究では、成熟神経細胞のサブタイプを人為的に転換させることに挑戦し、転写因子及びエピジェネティック因子の人為的制御によって少なくとも一部の表現型については転換できる可能性を示唆する結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成熟神経細胞のサブタイプそのものについては一生変わらないとするのが現在の常識である。本研究の結果から、成熟神経細胞であっても、少なくとも特定の条件下においてはそのサブタイプ分化またはその維持にある程度の可塑性が存在する可能性が示された。成熟神経細胞の運命転換が可能になれば、in vivoで所望のサブタイプの神経細胞を作り出すことが可能になるかも知れず、将来的な波及効果や社会に与えるインパクト・貢献は多大であると期待される。
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