研究課題/領域番号 |
18K19407
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分47:薬学およびその関連分野
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
足立 典隆 横浜市立大学, 生命ナノシステム科学研究科(八景キャンパス), 教授 (30264675)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 非相同末端連結 / ゲノム編集 / DNAポリメラーゼ / NHEJ |
研究成果の概要 |
DNAポリメラーゼθは、最も重篤なDNA損傷であるDNA二本鎖切断の修復においてユニークな役割を果たす。このタンパク質の機能解明や阻害剤取得は、がん生物学における重要なテーマであるだけでなく、任意の細胞に適用可能な高効率ジーンターゲティング法の開発の鍵を握る。本研究では、ヒトDNAポリメラーゼθの構造と機能の相関に関する解析を進めるとともに、表現型の変化を指標とした化合物スクリーニングを利用してDNAポリメラーゼθを阻害する物質の探索を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ヒト細胞に導入したベクターDNAが常に狙った位置に組み込まれるシステムの構築を目指し、その目標の一部を達成することができた。具体的には、DNAポリメラーゼθの重要な機能ドメインを明らかにしただけでなく、その活性を阻害する化合物の探索にも成功した。ランダム挿入の完全抑制の実現は高等動植物における安全で効率的なゲノム編集技術の確立に直結するため、本研究で得られた知見は今後幅広い分野に貢献するものと期待される。
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