研究課題/領域番号 |
18K19412
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分47:薬学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪薬科大学 |
研究代表者 |
天滿 敬 大阪薬科大学, 薬学部, 教授 (90378787)
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研究分担者 |
近藤 直哉 大阪薬科大学, 薬学部, 助教 (80756172)
平田 雅彦 大阪薬科大学, 薬学部, 講師 (00268301)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 分子マシン / 18F-FDG / セラノスティクス |
研究成果の概要 |
本研究では、18F-FDGチェレンコフ光によりがん細胞傷害性を示す分子マシンを用いたセラノスティクス実現の可能性に着目した。すなわち、がん選択的送達可能な分子マシンの開発と、それを用いたがん細胞傷害性評価実験を行った。分子マシンのがん送達のため、種々の候補ペプチドの中からインテグリンを標的とした二環性ペプチドの有効性を見出し、当該二環性ペプチド修飾分子マシンの合成に成功した。さらに本分子マシンを用いたインビトロ実験により細胞傷害性を示す基礎的な知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は、本邦で月間3万人以上が対象となる18F-FDG PET検査によるがん診断の後、速やかに分子マシン駆動がん治療を直結させる方法論の開発にかかる挑戦的原理構築研究である。チェレンコフ光を生じる18Fと細胞傷害性を有する分子マシンが共局在するがん部位においてのみ治療効果を発現することから、従来法よりも高い有効性と安全性が期待される。本研究成果は、今後のがんセラノスティクスの推進に重要な知見を与えうる。
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