研究課題/領域番号 |
18K19448
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
吉村 康秀 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60263307)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 相同組換え / iPS細胞 / 再生医療 / 免疫拒絶 / ゲノム編集 / 創薬モデル / 染色体交差 / ブルーム遺伝子 / HLA / 病因因子 |
研究成果の概要 |
我々はiPS細胞を用いて、染色体の狙った領域のみで染色体交差に伴う相同組換えを誘発させるシステムの開発の成功した。システムはAAVS1領域の存在する19番染色体をモデルとして、ブルーム遺伝子の発現を制御する形で開発された。次に、作出される細胞の再生医療への応用を睨んで、システムはブルーム蛋白を低分子化合物で阻害する事によっても成し遂げられた。このシステムを6番染色体のHLA領域に適用し、HLA領域のホモ化にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々はゲノム編集技術と、低分子化合物によるブルーム蛋白の一過性に阻害により、染色体上の狙った領域のみで相同組換えを生じさせる技術を開発した。この技術をHLA領域に適用する事により、免疫原性を低減させた移植用iPS細胞の作出に繋げる事が可能であり、この社会的意義は大きいものがあると考えられる。また本技術は、近年の解析技術の向上により割り出されたゲノムワイド関連解析によって見出された病因因子の表現型との相関解析にも役立つ事が期待され高い学術的意義を示すと考えられる。
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