研究課題
挑戦的研究(萌芽)
BRCA1、BRCA2を含む分子群が、マイトファジー経路で機能することが報告された。そこで、ミトコンドリア制御機能不全による乳がん発症の新規メカニズムを解析した。まず、ミトコンドリア外膜に存在するMfnとBRCA2の相互作用を見出した。Mfnはミトコンドリアダイナミクスにおいて融合を主導する。次に、ミトコンドリアの細胞内融合を観察する系を構築、BRCA2の発現及び発現抑制が融合機能に与える影響を解析した。さらに、Mfnと結合するBRCA2内のミトコンドリア制御機能ドメインを決定、その領域に存在する乳がん誘発BRCA2変異を導入し、ミトコンドリア制御機能の変調の観察を進めている。
ミトコンドリア制御機構におけるBRCA2 の機能解明は、新しい乳がん発症機構の発見に加え、新規治療ターゲットの提案という医学的にも社会的にも要求度の高い成果につながると期待される。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 2件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 2件、 招待講演 9件) 備考 (1件)
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