研究課題/領域番号 |
18K19503
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分52:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
澤 新一郎 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80611756)
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研究分担者 |
城田 千代栄 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (20378194)
大島 一夫 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (20764880)
内田 広夫 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40275699)
田中 裕次郎 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (90382928)
檜 顕成 名古屋大学, 医学系研究科, 特任教授 (90383257)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 腸管免疫 / 新生児壊死性腸炎 / 網羅的遺伝子発現解析 / シングルセル遺伝子発現 / リンパ球 / サイトカイン / 新生児 / 腸炎 / シングルセル遺伝子発現解析 / シングルセル / 消化器疾患 / 粘膜免疫 / 壊死性腸炎 / 遺伝子発現解析 |
研究成果の概要 |
ヒト新生児期の腸管免疫細胞の構成と機能を明らかにし、新生児期の腸炎病態を免疫学的な側面から理解することを目的とした。本研究では手術対象となったヒト新生児腸管から採取した免疫細胞に関してシングルセル遺伝子発現を網羅的に解析した。新生児壊死性腸炎(NEC)および現局性腸穿孔(FIP)を比較したところ、強い炎症と壊死が生じる新生児壊死性腸炎のT細胞において、ケモカイン受容体や接着因子の発現が増強することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はヒトの新生児腸管粘膜における免疫細胞の構成や機能に関する情報を網羅的に取得することで、これまで病態が不明である新生児壊死性腸炎について免疫学的な新知見をもたらした。 また、新生児早期における免疫状態は成人期以降のヒトの免疫異常やアレルギー疾患の発症しやすさに何らかの関係があると想定されているが、これまでヒト新生児の臓器局所に存在するリンパ球は詳細に解析されてこなかった。本研究により、情報が取得しにくいヒトの腸管免疫細胞に関する新たな解析方法が提案できたと考えている。
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