研究課題/領域番号 |
18K19507
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分52:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
森尾 友宏 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30239628)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | エピトープマッピング / HLA / 分子模倣 / 感染症 / 自己免疫疾患 |
研究成果の概要 |
>30merのペプチドが、複数のクラス I分子や、クラスIとクラスIIの両者に会合し、ミニスーパー抗原(SBRAと呼称)として働くことを検証することを目的とした。HLA結合領域を予測する公開プログラムからSBRA候補領域の抽出を行い、末梢血単核球で長鎖ペプチドの複数MHCへの会合の実証実験を行った。日本人で高頻度のHLAを発現したK562細胞を樹立し、単一ペプチドが異なるHLA分子に会合したり、クラスIとIIに会合することを検証した。特異的T細胞を10ロット以上確保し、細胞内IFNg, IL4, IL10, IL2, TNFa, MIP1bを解析し、CD107a発現(脱顆粒指標)を解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により私たちが提唱したSRBAが実際に存在しうることが明らかになった。詳細には明らかに出来なかったが、この長鎖ペプチドは免疫刺激にも抑制にも働くことが明らかになった。これは全く新しい概念である。これを展開することで、長鎖ペプチドによるリンパ球の活性化や比較的安定な免疫作動薬の開発など、新しい技術や治療法の開発に繋がる可能性がある。現在様々な新型ウイルス感染症が問題になっている。この際にも様々なペプチドなどを用いて、ウイルス抗原がどのような免疫系を駆動するかを明らかにし、病態を明らかにし、また疾患の重篤度や合併症に関わる重要な知見を与えるものことに寄与することが期待される。
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