研究課題
挑戦的研究(萌芽)
C9orf72関連前頭側頭葉変性症・ALSにおけるRAN翻訳の詳細なメカニズムは未だ明らかでないが、これを選択的に抑制することができれば、新しい観点からの治療法になりうる。本研究では、RAN翻訳の調節因子として有望な因子を同定し、様々な角度から当該因子のRAN翻訳調節因子としての妥当性、蓋然性の検証を進め、現時点ではRAN 翻訳の修飾因子として矛盾のない結果を得ている。研究成果をまとめて英文論文の投稿準備中である。
前頭側頭葉変性症という行動や言語の障害を引き起こす病気の仕組みを明らかにしようとする研究です。前頭側頭葉変性症の一部では、遺伝子上の特定の配列が異常に長く繰り返されることが原因となっている場合があり、この配列は未解明の特殊なメカニズムで毒性を持ったタンパク質へと翻訳されています。この研究では、細胞負荷の観点から、この特殊な翻訳の調整メカニズムの一端を明らかにし、将来の治療法開発の基盤となる知見を得ました。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 3件、 招待講演 5件) 備考 (2件)
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