研究課題/領域番号 |
18K19522
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分52:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
松原 悦朗 大分大学, 医学部, 教授 (70219468)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | 糖尿病 / アミリン / オリゴマー / コンフォメーション病 |
研究成果の概要 |
2型糖尿病は、インスリンと一体化した挙動をとる膵臓ホルモンであるIAPP(アミリン) オリゴマーによりβ細胞変性・細胞死が引き起こされることに起因するコンフォメーション病でアルツハイマー病と共通の発症基盤を有していると考えられる。本研究ではこの立体構造依存的Aβオリゴマー特異的抗体(72D9-6H4)による、2型糖尿病アミリンオリゴマー仮説を検証した。72D9-6H4抗体はAβオリゴマーを認識し、両オリゴマーによる培養膵島β細胞変性を抑制することから、コンフォメーション病に共通した治療法開発に光明が見えた。今後、前臨床試験でのこうした新規治療法の整合性確立が求められる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、アルツハイマー病と糖尿病発症の鍵となるオリゴマー分子に共通して存在する立体構造異常を認識する申請者のみが所有する独創的ツールを用いて、これまで糖尿病研究領域では何故か浸透せず、その整合性が未検証であった“2型糖尿病がADと共通の発症基盤を有する「コンフォメーション病」であることを検証する中で、糖尿病の根本的治療薬の開発を目指した研究である。
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