研究課題/領域番号 |
18K19567
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分54:生体情報内科学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
角田 慎一 神戸学院大学, 薬学部, 教授 (90357533)
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研究分担者 |
井上 雅己 神戸学院大学, 薬学部, 助教 (80757097)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | TNFR2 / immunocytokine / 制御性T細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、TNFR2シグナルの選択的な活性化によるTregの増幅を可能とする新規バイオロジクスとして、TNFR2に対するscFv(一本鎖化Fv)抗体とTNFR2アゴニストの融合タンパク質からなる「イムノサイトカイン(TNFR2-IC)」の創製を試みた。これにより、TNFR2のシグナリングとクラスタリングに基づく、Tregの選択的で強力な増幅法としてのTNFR2-ICの可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、TNFR2のシグナリングとクラスタリングを誘導しうる新規バイオロジクスとしてTNFR2-ICを創製した。TNFR2-ICはin vitroにおいて、TNFR2アゴニストよりも効率よくヒトTregを増幅した。また、マウスへのTNFR2アゴニストの投与によってTregの増加が認められたことから、まだ検証はできていないが、TNFR2-ICの投与によっても同様に、Tregの効率的な増幅が期待できる。TNFR2-ICは、Tregの効率的な増幅作用を発揮しうることから、免疫疾患や移植医療における新たな創薬シーズになるものと期待される。
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