研究課題/領域番号 |
18K19596
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
阿部 俊明 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90191858)
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研究分担者 |
梶 弘和 東北大学, 工学研究科, 准教授 (70431525)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 硝子体内展開 / 薬剤徐放シート / ドーナツ型 / 薬剤徐放デバイス / 展開 / 硝子体 |
研究成果の概要 |
硝子体中で射出してドーナツ型に最周辺部などに張り付き、安全で現存する視機能に影響を与えない薬剤徐放システムの開発を目指した。我々のこれまでの技術を利用して、TEGDMやPEGDMなどの医療基材をスライドガラスとスピンコートを利用してデバイスの基盤作製を繰り返し、外径13mm、内径9mm、厚さ50um、糊代0.5mm、幅2mmのドーナツ状の薬剤徐放デバイスのプロトタイプを作製した。さらに手作業より3Dプリンターを利用することでより正確なデバイスの作製が可能であることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
硝子体注射が数々の難治性網膜疾患に有効に利用できることが判明して以来、眼内への薬剤投与は注目を浴びてきている。現在用いられている薬剤の投与方法は直接注射であるがさまざまな合併症の報告があり、また慢性疾患には使用しにくい。我々はさまざまな薬剤徐放システムを開発してきたが、これらの技術を利用すれば確実に眼内に安全に長期間薬剤を徐放でき、慢性の難治性疾患にも利用できると考えられ、その最初のステップになった。
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