研究課題/領域番号 |
18K19604
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
麻生 義則 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, ジョイントリサーチ講座教授 (50345279)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 加齢 / サルコペニア / 骨粗鬆症 / 腸内細菌 / 運動器 / 腸内細菌叢 / サーチュイン |
研究成果の概要 |
変形性関節症、骨粗鬆症は、ロコモティブシンドロームの原因疾患として克服すべき疾患である。我々は、運動器の退行性変化が腸内細菌叢により制御されるとの仮説を立て、その検証を行った。我々は腸管加齢モデル作成のために、腸管特異的に長寿遺伝子Sirt6欠損するマウス(Lgr5cre::Sirt6floxedマウス)を作出した。また加齢マウスより糞便、盲腸内容物、腸管サンプルを採取し解析している。サルコペニアの解析を行うために、筋力解析の手法を確立した。また、無菌マウスに対する腸内細菌移植実験により、骨量を優位に増加させる細菌Xを同定した。今後、メタボローム解析などを行い、骨量増加のメカニズムを解析する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢の分子メカニズムの研究は近年盛んであるが、腸内細菌叢を介した運動器老化メカニズムの解明はない。本研究では次世代シーケンサーにより、加齢によって変動した菌種を特定し、なおかつその機能を明らかにすることを目標としている。本研究の成果をヒトに応用することにより、プレバイオティクス、プロバイオティクスによって加齢に伴う運動機能低下をコントロールすることができるようになる。国民医療費が40兆円を超える現在において、本研究の成功は、医療経済的視野から見ても、有意義なものと考えられる。
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