研究課題/領域番号 |
18K19615
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
久保 盾貴 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00362707)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 筋線維芽細胞 / レックリングハウゼン病 / ケロイド |
研究成果の概要 |
レックリングハウゼン病由来線筋維芽細胞の機能解析を行い、neurofibrominより下流の細胞骨格に関するシグナル伝達が、瘢痕形成の原因となる機械的伸展刺激下の筋線維芽細胞への分化誘導に関わることを解明した。LIM kinaseの活性化あるいはcofilinの不活化によりアクチン重合を促進すると、機械的伸展刺激を加えても線維芽細胞の筋線維芽細胞への分化傾向が抑制されることを明らかにし、LIMKやcofilinをターゲットとした創薬の可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レックリングハウゼン病由来線筋維芽細胞に着目することで、neurofibrominより下流の細胞骨格に関するシグナル伝達が、瘢痕形成の原因となる機械的伸展刺激下の筋線維芽細胞への分化誘導に関わることを解明したが、現在まで同様の発表は未だなされておらず、新規のものである。そして、難治であるケロイド・肥厚性瘢痕治療につながるLIMKやcofilinをターゲットとした創薬の可能性を示したことで、今後のscarless wound healingの実現へ一歩前進した。本研究は人類のQOL向上に貢献できうると考える。
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