研究課題/領域番号 |
18K19620
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
|
研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
久保 俊一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (20178031)
|
研究分担者 |
新井 祐志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50347449)
中川 周士 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30643382)
井上 裕章 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60457968)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 軟骨 / 変形性関節症 / ヒアルロン酸 / 整形外科学 / 骨軟骨代謝学 / カチオン化 / 軟骨代謝 |
研究成果の概要 |
in vitroおよびin vivo実験において正電荷付与したヒアルロン酸が関節軟骨に与える影響について解析した..正電荷付与したヒアルロン酸群のanabolicな因子の発現は従来型のヒアルロン酸群と比較して差はなく,カチオン化することによる軟骨代謝への悪影響はみられなかった.またin vivoにおいて正電荷付与したヒアルロン酸は従来型ヒアルロン酸に比べて軟骨変性予防効果が高い傾向を認めた.従来型のヒアルロン酸と比べて軟骨への悪影響はなく,関節軟骨に長期間吸着する事で効果が持続する可能性があると考えた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性関節症(osteoarthritis: OA)に対する根本的な治療薬を開発するためには,OAの病態解明による創薬と同時に,未だ困難とされる軟骨細胞へのDDSの開発を並行して行う必要がある.今回のDDSの開発は,標的臓器の特徴に着目することが斬新である.本研究で得られた知見によりcharge based DDSを創製できれば,OAに対する斬新な薬物療法の開発に向けて大きく前進すると考える.さらに,本研究の成功は今後の薬剤開発において組織環境が重要であることを提言し,他分野の新規薬剤開発,修飾でも寄与することが期待される.
|