研究課題/領域番号 |
18K19625
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
|
研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 |
研究代表者 |
原田 高幸 公益財団法人東京都医学総合研究所, 運動・感覚システム研究分野, 分野長 (90345306)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | Optogenetics / 緑内障 / 疾患モデル / 網膜変性 / 神経保護 / optogenetics / 神経変性疾患 |
研究成果の概要 |
研究代表者はグルタミン酸輸送体の1つであるGLASTの欠損マウスが、正常眼圧緑内障の疾患モデルとなることを報告している。そこでGLAST floxマウスを作製し、光照射によって活性化するCreを組み込んだAAVを眼球内に投与した。その結果、光刺激によってGLAST欠損を誘導することに成功した。したがって光の強度や照射部位・時間を制御することでGLASTの部分欠損を誘導し、ヒトと同様の視野障害パターンを持つ疾患モデルの作製が期待できる。また緑内障を自然発症する霊長類(コモンマーモセット)を見出して、ヒトとの類似性を報告した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化社会の到来とともに緑内障患者数はさらに増加することが予想されている。そこで適切な緑内障疾患モデルを活用した薬剤や治療法の研究が、今後ますます求められる状況にある。これまでマウスでは視野欠損部位を限局させることが困難であったが、本研究ではこの点で進歩が見られた。一方、ヒトと類似した視覚システムを持つマーモセットは、今後のトランスレーショナルリサーチにおいて極めて有用と考えられる。
|