研究課題/領域番号 |
18K19650
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分57:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
中西 博 安田女子大学, 薬学部, 教授 (20155774)
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研究分担者 |
倪 軍軍 九州大学, 歯学研究院, 助教 (00783953)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ミクログリア / 時計遺伝子 / 炎症性反応 / アルツハイマー病 / ジンジバリス菌 / 網羅的遺伝子解析 / 時計遺伝 / 脳炎症 |
研究成果の概要 |
アミロイド前駆体タンパク質ノックイン(APP-KI)マウスと野生マウスのミクログリアにおける時計遺伝子ならびに炎症性メディエーターのmRNA発現を比較した。その結果、時計遺伝子REV-ERBalphaの増大がミクログリアの炎症反応を促進することが明らかになり、REV-ERBalphaの発現量がミクログリアの活性化反応を規制するゲート機構の実体であることが示唆された。さらに、REV-ERBalphaによるミクログリアにおける炎症反応は、Abetaオリゴマーにより促進されることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミクログリアの活性化反応を活動期に規制するゲート機構が存在し、ミクログリア分子時計の制御下にあることが想定された。本研究ではREV-ERBalphaの発現量がミクログリアの活性化反応を規制するゲート機構の実体であることを突き止めた。さらに、REV-ERBalphaによるミクログリアにおける炎症反応は、Abetaオリゴマーにより促進されることが明らかとなった。本研究成果より、ミクログリアの時計遺伝子(特にREV-ERBalpha)を制御することによりアルツハイマー病に伴う過剰な慢性炎症を抑制できる可能性が示唆される。
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