研究課題/領域番号 |
18K19659
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
石黒 信久 北海道大学, 大学病院, 准教授 (40168216)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 緑膿菌 / 手洗い / 除菌 / 耐性緑膿菌 / 手洗いシンク / カルバペネム耐性 / 水周り |
研究成果の概要 |
病棟の手洗いは、多剤耐性緑膿菌(MDRP)などの耐性菌の温床となっている。そこで、手洗いの除菌を行うことで、手洗いを介した患者へのMDRPの伝播を防止できると考えた。そこで、3つの病棟の手洗いの除菌を2007年から開始すると共に、PCR-based ORF Typing法とMulti-locus Sequence Typing法を用いて、患者から検出されたMDRP菌株の遺伝子相同性解析を行った。手洗いの除菌を開始した2007年を境に、MDRP検出数が激減すると共に、遺伝学的に相同性のあるMDRPの検出も激減した。病棟の手洗いの除菌は、患者へのMDRP伝播防止に有用である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤耐性菌が世界的に増加しており、その対策が大きな課題となっています。病院の病棟の手洗いは、様々な耐性菌の温床となっていることが知られています。一部の耐性菌は、手洗いを介して患者に伝播している可能性があります。我々は、手洗いの除菌を行うことで、多剤耐性緑膿菌という耐性菌の患者への伝播を抑えることができることを世界に先駆けて見出しました。
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