研究課題/領域番号 |
18K19664
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
涌水 理恵 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70510121)
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研究分担者 |
三木 明子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (30315569)
福島 敬 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (30323299)
前野 哲博 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40299227)
大戸 達之 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (60344892)
齋藤 誠 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80535021)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 小児医療現場でのトラブル / 患者・家族対応プログラム / 暴言 / 暴力 / 嫌がらせ / 患者・家族 / 小児科外来 / 家族対応 / 暴言・暴力 / 全国実態調査 / テキストブック開発 / 啓発ポスター開発 / 小児科 / 研修テキスト開発 / 小児医療 / プライマリケア / 家族 / コンフリクト / ハラスメント / 対応力 / 小児医療現場 / 子ども / 被害 / 実態調査 / 対応マニュアル / プログラムパッケージの開発 / 小児プライマリケア / 暴力・暴言・ハラスメント / 看護管理 / 対応力強化プログラム開発 |
研究成果の概要 |
本研究ではⅰ)小児医療現場における患者・家族からの暴言・暴力・ハラスメントの現況把握、ⅱ)現況への対応力強化のためのテキスト開発を遂行した。全国の小児医療施設2328施設にアンケートを依頼し、Webで収集した29データを含め、計3605データを分析した結果、過去1年間で約1割の職員に被害経験があることが示された。被害内容の中には威嚇や脅迫のような悪質なものも含まれていた。また施設内の上記被害に対するマニュアルやガイドライン、研修や訓練の存在を認識する職員は約1割で、その有用性評価も7.3%と低かった。性別や職種を問わず全職員が活用可能な被害想定型パッケージの準備が急務であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はⅰ)小児医療現場における患者・家族からの暴言・暴力・ハラスメントの現況把握、ⅱ)現況への対応力強化のためのテキスト開発、を目指した。本研究着手および報告時点で小児医療現場における患者・家族からの暴言・暴力・ハラスメントの現況把握はできておらず、国内外の小児医療現場で活用可能な暴力防止プログラムは存在しなかった。ゆえに本研究の着手・遂行そのものが挑戦的研究としての意義を有したといえる。
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