研究課題/領域番号 |
18K19671
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (00183731)
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研究分担者 |
友川 幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (30551733)
竹内 理恵 琉球大学, 医学部, 客員研究員 (00623084)
秋山 剛 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20579817)
三宅 公洋 信州大学, 教育学部, 研究員 (70794858)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ラオス / 開発途上国 / エコヘルス / 若者 / 社会経済開発 / 授業開発 / 食物選択行動 / 社会開発の影響 / 食事選択動機 / 教員養成大学 / 教材開発 / 思春期 / 社会開発 / 食選択 / 学生 / 質的分析 / 質問紙調査 / 質的研究 / 食物選択動機 / 教員養成機関 / 国際学校保健 / 開発と健康 / 研究人材育成 / 社会経済的開発 / インタビュー / 生活変化 / 社会変動 / 健康 / 後発開発途上国 / 健康発達 / 保護因子 |
研究成果の概要 |
開発途上国ラオスで次の3つの研究を行った。1.ラオスの社会経済開発が若者の健康・病気に及ぼす影響に関する認識を質的データを用いて分析した。2.Questionnaire on eating choicesのラオス語版質問紙を開発し、大学生514名を対象に調査を実施した。その結果、若者が食べ物を選ぶ動機は、健康,衛生・清潔さ、価格と手軽さ、見た目、体重コントロールの5因子であった。3.ラオスで大学生と中学生を対象として、栄養不良の二重負荷、コロナ禍の差別・偏見の防止、メンタルヘルスマネジメント、手洗い啓発活動、月経教育の教材を開発し、教員養成大学と中学校でその評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラオスの急速な社会経済的開発により経済成長を遂げる一方、自然環境や社会、人々の生活様式などが大きく変化した。その影響が、若者の健康や病気、食選択行動に影響していると推測される。本研究では、社会経済開発が及ぼす健康や食行動への影響を知る手掛かりを得た。そして、ラオスにおいて「人間の健康を社会開発、生態系・環境、人間の生業・ライフスタイルとの調和的バランスから考える健康観」に基づいたエコヘルス教育が重要であることを裏付けた。それに基づき授業開発研究を行い、栄養不良の二重負荷,コロナ禍の差別・偏見の防止,メンタルヘルスマネジメント,手洗い啓発活動,月経教育の授業の有効性を示せた点で意義がある。
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