研究課題/領域番号 |
18K19672
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
鳥谷部 真一 新潟大学, 危機管理本部, 教授 (20227648)
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研究分担者 |
高橋 英夫 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (30291404)
兼児 敏浩 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (30362346)
金澤 寛明 静岡県立大学, 看護学部, 教授 (40214431)
藤澤 由和 宮城大学, 事業構想学群, 教授 (70387330)
相馬 孝博 千葉大学, 医学部附属病院, 特任教授 (90262435)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 診断関連エラー / 誤診プロセス / 有害事象 / 医療事故 / 医療安全 / 診断プロセス |
研究成果の概要 |
診断関連エラー(DE)の発生頻度に関しては、これまで疫学的な検討がなされてきたが、必ずしもその結果が特定の値に収斂しうるものであるとは言い難いが、DEが診療プロセスにおいて見過ごすことはできない重大な課題であり、それへの適切な対応が必要であることは間違いない。またDEを考える際には、たんにその発生頻度の削減に留まらず、診断の改善といった点に対しても関心を払う必要がある。こうした診断関連エラーDEに係る二つの課題を検討するに際しては、診断プロセスそのものをこれまでの特定の専門家による行為から、関連する医療専門職がチームとして係る行為であると再定義することが求められる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療は、診断関連エラー(DE)という盲点を抱えながら長年に渡り提供され続けてきている。あらゆる医療現場において、現在この問題は解消されないまま、許容しえない数の患者に害を及ぼしている可能性がある。医療の安全性をより一層高めるためには、こうしたDEに関する認識を高めることのみならず、さらにはDEへの具体的かつ適切な対応を明確化することが求めれている現状にある。本研究は、DEという医療安全上の重大な課題に対する、DEの考え方、実態の捉え方に関しての基礎的知見の構築と、関連する既存の知見および議論を整理することにより、医療安全上、最大の課題に寄与するものである。
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