研究課題/領域番号 |
18K19675
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岩隈 美穂 京都大学, 医学研究科, 准教授 (60512481)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 障がい者 / 高齢化 / エイジングプレイス / ピアサポート / 混合研究 / インタビュー / エイジングインプレイス |
研究成果の概要 |
アンケート結果から、二次障害に対する知識は、「よく知らない」が45.7%、「二次障害があると思う」と回答した人は、52.1%であった。ピアサポートに関しては、求める情報の違いによって相談する相手を選択している可能性や、医療者とは違うピアに期待されている役割が考えられた。 インタビュー調査では、「横のつながり」と「縦のつながり」が抽出され、ピアを通じて実践知を形成していた。エイジングプレイスの秘訣としては、介助してもらう経験を(障害を持つ前に)する、介助のされ方、介助者との付き合い方、「迷惑をかけない」教(健常者が持つ「迷惑をかける」ことへの恐れ・嫌悪感)に気づく、などのアドバイスが語られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本のみならず世界が高齢化へ向かっている中、これまでは「高齢期になって障害をもつ」人口(障がい高齢者)に注目がされがちだった。しかし医療技術の発達などから「障害を持ちながら高齢期を迎える人たち」(高齢障がい者)も増えてきている。近年、エイジングプレイスという言葉が使われるようになったが、その言葉が作られる前から、障害があっても地域で暮らす人たちは、「要介護状態になっても地域で豊かに暮らす」工夫を重ねている。彼ら・彼女たちからエイジングプレイスの秘訣を学び、社会のリソースとすることが本研究の社会的意義といえる。
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