研究課題/領域番号 |
18K19678
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山崎 あけみ 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90273507)
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研究分担者 |
菊池 良太 大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (40794037)
川原 妙 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (00877805)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 家族機能 / 学童 / 食行動 / 食 / 共同養育 / 保健機能 / アウトリーチ / 家族 / 家族保健機能 |
研究成果の概要 |
学童が食事に関する家族の日課の役割を担うとき、親子にどのような家族保健機能があるのかを提示した。10組の親子に半構造化面接を行った後、17組の親子へのグループインタビューにより、カテゴリーを演繹的に確認した。6つのカテゴリーと19のサブカテゴリーが抽出された。これらは、学童と家族の健康機能に対応した保健指導を行う際に有用である。 日本語版FCS-J(Feeding Coparenting Scale)を開発した。FSCは、子どもに食事を与える際、養育者間の相互作用を測定するものである。ウェブベースの横断調査により学童を持つ135人の親を対象とした結果、FCS-Jの信頼性と妥当性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家族保健機能は、家族研究において、すでに開発された関連する理論や測定用具は多い。しかし、これらは、時代や文化的背景により影響を受け、変化するものである。本研究における学術的意義は、家族機能という抽象的な事象の中でも、どの家族でもその世代の生活を反映しつつ日々繰り返されている食事という場面に着目し、中範囲理論の生成と尺度開発を行ったことである。食事場面での学童の家族役割獲得過程、および学童期の食に関する共同養育尺度の提示は、日常的かつ具体的であり、この成果は広く社会的に受け入れられやすい。
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