研究課題/領域番号 |
18K19696
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 日本赤十字北海道看護大学 |
研究代表者 |
河口 てる子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (50247300)
|
研究分担者 |
西片 久美子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (90316307)
浅野 綾子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 講師 (10757107)
山崎 弘資 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (20281884)
山本 憲志 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (70299329)
藤谷 未来 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 講師 (90779638)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | 褥瘡 / 足浴 / 炭酸入浴剤 / 褥瘡経過評価用ツール / 無作為化比較試験 / 臨床介入研究 / 褥瘡改善 |
研究成果の概要 |
無作為化比較試験により褥瘡部位が足以外にある場合での炭酸入浴剤を用いた週2回の足浴とさら湯足浴および通常ケアのみの群と比較し、褥瘡改善効果を明らかにする。日本褥瘡学会の褥瘡経過評価用ツールのDESIGN-R得点、褥瘡部の写真結果、Alb、TP、RBC、Hb、Ht、HbA1c、FBS、T-CHOの血液検査を検討した。 2018年度から実施された褥瘡ケアの保健点数の算定条件により医療型療養病棟のケアの質が向上し、褥瘡が激減したため、老人保健施設等にも対象施設を拡大した。しかし、2020年からの新型コロナウイルスのため研究受入が停止し、研究計画通りの実施はできなかった。そのため事例分析に切り替えた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究の特筆すべき点は、褥瘡部位が足以外(仙骨部・大転子部)にある場合での炭酸入浴剤足浴の効果の検証であり、その足浴が週に2回である点である。全身浴での炭酸連浴については効果が検証されているが、週に2日の効果の検証はなく、褥瘡部位を浸潤させない炭酸足浴の効果も検証されていない。つまり、このような足浴頻度と浸潤なしでの効果があるとは思われてなかったが、予備的に行った結果では、予想外に顕著な効果があった。褥瘡がない足部の炭酸足浴で褥瘡改善効果が大きければ、在宅での家族や介護要員で安全・安心・省エネ・低費用なケアにより褥瘡を改善することができ、褥瘡ケアの手法を一変させる可能性がある。
|